【北海道開発局長表彰】

■業務名：祝梅川上流河道掘削検討外業務(札幌開発建設部発注)　

□業務概要
千歳川河川整備計画に基づく祝梅川上流の河道掘削検討及び第２祝梅橋上流の全体施工計画を検討するとともに、新祝梅橋の改築に伴い移設が必要な水道施設の修正設計を行い、今後の事業実施に向けた基礎資料の取りまとめを行った。

□表彰理由
　本業務は、祝梅川の軟弱地盤の特性を把握し、築堤、護岸、河道掘削及び工事に伴う補償など多岐にわたる検討を行い、関係機関との協議を踏まえ全体施工計画を立案する必要があった。河道検討にあたっては、軟弱地盤に加えて川幅が狭く河道断面の確保が難しい現地条件だったが、湾曲した河道特性に着目し、新たに河道法線を設定することで必要な河道断面を確保した。現地踏査では、近隣住民や河川利用者への配慮も含めた事故防止に関する安全管理行動を定めて徹底し、築堤工事に必要な鉄塔移設の検討にあたって、ＢＩＭ／ＣＩＭにより高圧電線の影響範囲、重機との離隔、地中での矢板の影響等を事前に確認し、地盤変状リスクを回避した施工計画を検討するなど、他の業務の模範となるものだった。

□管理技術者コメント
　最高の栄誉となる局長表彰を受賞したことを非常に光栄に感じています。多岐にわたる業務であり、一つ一つに対応しながら全体を俯瞰して進める作業でした。関係機関との調整や協議も数多くありましたが、社内の専門技術者との連携を図り、着実に業務を進めることができました。多くの方の協力があって遂行できたと感じています。受賞を契機に私自身はもちろん、社内のレベルアップを図り、今後も発注者の方の要請に的確に応えていきたいと思っています。

表彰式～令和７年度 北海道開発局優良工事等表彰受賞（7月29日）｜株式会社リブテック